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Ono Sarasa

本屋で見かけた「困ってるひと」という本を手に取ってみました。著者の大野更紗さん(@wsary)はtwitterで前からフォローしていたんですが、大野さんの実際の病状など詳しいことは全く知らなかったです。

“この本は闘病記ではない”と冒頭に書いてあるんですが、やっぱり読んでいて辛いと感じる場面もありました。でもそんな過酷な状況を大野さん特有の言い回しで優しく包み込んでくれて、読んだ後は心が暖かくなる感じで。元々あまり感動しない人間なのに、電車の中で泣きそうになったり。本で感動することなんて過去になかったので驚きでした。

「その国の「本質」というのは、弱者の姿にあらわれる。難病患者や病人にかぎった話ではない。あらゆる、弱い立場の姿に、あらわれる。」

この文章にぎくっとしました。平和な国、ニッポンと言いつつ普段自分が目にしない部分では、本書のような戦争が繰り広げられています。僕は政治家でもないし、将来政治家になる予定もないので制度を作る側の人間ではないけれど、ひとりの人間としてやれることは山ほどあるなぁと。社会制度の谷間に落ちてしまう人間についてのリアルな生活をこの本を通じて知って、今後は自分なりにできることを探していきたいと思いました。